現実の生活の慌ただしさに、いつしか海外へ移民する夢は頭の片隅へと追いやられて忙しく暮らしていた1976年のある日、本屋で衝撃的な雑誌を見付けました
「ポパイ」創刊号です
その雑誌には、まぶしい位のカリフォルニアの活き活きとした人々の姿で、公園でインラインスケートで走っている若者や、海でサーフィンしている人々、アメリカのキャンパスライフなど、当時の私は たちまちにしてその魅力にハマリました
それまでの私の持っていたアメリカのイメージは、やはりニューヨークの高層ビル街や、荒涼とした西部劇に出て来るような景色などでした
それがロサンゼルスを中心とした西海岸の若者文化はキラキラと耀いており、実に楽しそうに見えました
アジア系、メキシコ系などの人々も多そうで、そんな所の学校に通いたいと思いはつのるものの、当時はまだ1ドル=360円の固定レートの頃で、とても私には個人留学など出来ませんでした
神戸にもインターナショナルスクールは有りましたが、それは外国人か帰国子女だけが入れる学校と思い込んでいましたし、仮に日本人でも入れるとしても、我が家の経済状態ではとても行かせてもらえる場所ではなかったです
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